ソバ種実から得られるキチン結合性タンパク質の性質
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概要
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"信濃2号"からアフィニティークロマトグラフィー,イオン交換クロマトグラフィー,HPLCによりBCP-IA,BCP-IB1,BCP-IB2,BCP-IIの4種のキチン結合性タンパク質を精製した.これらのタンパク質は,アミノ酸残基のうち,約半数に当たる残基がGlyおよびCysで占有されるという類似の特徴を有していた.BCP-IB1のキチン結合活性を測定したところ,キチンとの親和性を示すKa値は0.55×10^4 M^<-1>となり,また最大タンパク質結合量を示す[PC]max値は17.1μmol/gと算出された.この[PC]max値はキチン1g当たり約68.4mgのBCP-IB1が結合する事を示していた.また,BCP-IB1の抗菌作用を観察した結果,酵母,カビには生育阻害が見られたが,グラム陽性細菌,グラム陰性細菌には全く生育阻害が認められなかった.
- 武庫川女子大学の論文
著者
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柴田 亜樹
武庫川女子大学 生活環境学部 食物栄養学科
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濱渦 善一郎
武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科
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木村 えり奈
武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科
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清原 利文
武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科
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柴田 亜樹
武庫川女子大学生活環境学部 食物栄養学科
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清原 利文
武庫川女大 生活環境
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