九州北西部, 有明海・八代海沿岸域のクリークにおける外来魚類の分布の現状
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概要
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The present distributions of exotic fishes were investigated in creeks flowing into farmlands around northern Ariake and Yatsushiro Bay, Kyushu Island, Japan. Six exotic species introduced from foreign countries and six exotic species introduced from other internal regions in Japan were captured from several creeks in this area. In particular, Carassius cuvieri, Gambusia affinis, Opsariichthys uncirostris uncirostris, and Lepomis macrochirus were found in 83, 29, 29 and 20 sites, respectively. As other exotic species, Oreochromis niloticus, Ischikauia steenackeri, and Squalidus chankaensis tsuchigae were first recorded from this area. The tendencies on sympatric or allopatric appearances were investigated on the basis of the distributions of each of the exotic and native species. A few exotics such as C. cuvieri, G. affinis, and L. macrochirus, and a few natives such as Pseudorasbora parva and Abbottina rivularis indicated their sympatric appearances. In contrast, the allopatric appearances were indicated between these exotics and several natives. The allopatric tendency was estimated to be attributed to differences in habitat that each species preferred. Although Oryzias latipes preferred the dead water regions similarly to these exotics, this species showed its allopatric appearances with G. affinis and L. macrochirus. The distribution of this species was estimated to be limited by the distributions of these exotics.
- 社団法人 日本水環境学会の論文
- 2008-07-10
著者
-
中島 淳
九州大学大学院工学研究院流域システム工学研究室
-
向井 貴彦
岐阜大学地域科学部
-
栗田 喜久
九州大学大学院生物資源環境科学府附属水産実験所
-
三宅 琢也
三重大学大学院生物資源学研究科
-
河村 功一
三重大学大学院生物資源学研究科
-
鬼倉 徳雄
九州大学水産実験所
-
中島 淳
九州大学水産実験所
-
江口 勝久
九州大学水産実験所
-
三宅 琢也
三重大学水圏資源生物学講座
-
河村 功一
三重大学水圏資源生物学講座
-
栗田 喜久
九州大学水産実験所
-
西田 高志
九州大学水産実験所
-
乾 隆帝
九州大学水産実験所
-
河口 洋一
九州大学流域システム工学研究室
-
鬼倉 徳雄
九州大学大学院
-
Kawamura Kouichi
Faculty Ot Bioresources Mie University
-
河口 洋一
九州大学大学院工学研究院流域システム工学研究室
-
中島 淳
九州大学大学院生物資源環境科学府水族生産学講座
-
河村 功一
水産庁養殖研究所遺伝育種部
-
鬼倉 徳雄
九州大学大学院農学研究院
-
西田 高志
株式会社日本紙パルプ研究所
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