ミトコンドリアDNAと形態から見た九州地方におけるニッポンバラタナゴの分布の現状
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概要
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九州産ニッポンバラタナゴ(RoK)の保護に向けた知見を収集するため,遺伝子と形態分析によりRoKの分布の把握を試みた。RoKのmtDNAは46集団中41集団で見られたが,13集団においてはタイリクバラタナゴ(RoO)のmtDNAも確認された。RoKは九州中北部に広く分布していたもののRoOによる遺伝子浸透は多所的に生じていた。平均側線有孔鱗数とRoOのmtDNAの頻度の間には正の相関が認められた。RoKの識別において側線有孔鱗数は,腹鰭前縁部の白色帯よりも優れた形質であると言える。
- 社団法人日本水産学会の論文
- 2008-11-15
著者
-
古丸 明
三重大学生物資源学研究科
-
中島 淳
九州大学大学院工学研究院流域システム工学研究室
-
鬼倉 徳雄
九州大学大学院生物資源環境科学府附属水産実験所
-
三宅 琢也
三重大学大学院生物資源学研究科
-
古丸 明
三重大学大学院生物資源学研究科
-
河村 功一
三重大学大学院生物資源学研究科
-
河村 功一
三重大学水圏資源生物学講座
-
鬼倉 徳雄
九州大学大学院
-
Kawamura Kouichi
Faculty Ot Bioresources Mie University
-
中島 淳
九州大学大学院生物資源環境科学府水族生産学講座
-
河村 功一
水産庁養殖研究所遺伝育種部
-
鬼倉 徳雄
九州大学大学院農学研究院
-
中島 淳
九州大学大学院工学研究院
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