混合歯列期の上顎前突症例に対する噛みしめ型アクチベーターの効果
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概要
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【目的】混合歯列期に噛みしめ訓練を併用したアクチベーター治療を行えば, 下顎骨の成長が促されると考えられる.本研究では, 噛みしめ型アクチベーターを用いた上顎前突者と未治療の上顎前突者とで顔面骨格の成長変化を比較し, 効果を検証した.【対象と方法】対象は, 噛みしめ型アクチベーターを用いた混合歯列期の上顎前突の女子30名(治療群)と, 未治療の上顎前突の女子10名(対照群)である.治療群では治療前(T1)と後(T2), 対照群ではそれと同時期の側面セファロを分析し, 群内及び群間の比較を行った.【結果】T1とT2時の群内比較: Skeletal patternでは治療群のfacial angle, SNB, SNPが有意に増加し, ANBが減少した.対照群でもSNPが有意に増加し, ANBが減少した.Denture patternでは治療群のoverjet, molar relation, U1-FHが有意に減少した.T2-T1変化量の群間比較: 治療群では対照群に比べて, skeletal patternのmandibular length, mandibular body length, ramus height, SNB, ANB, SNPの変化量が, denture patternではoverjet, molar relation, U1-FHの変化量が有意に大きかった.【結論】噛みしめ型アクチベーター治療によって下顎枝と下顎骨体の成長が促され, 上下顎骨の前後関係, 上下顎大臼歯の前後関係, 前歯被蓋に改善をもたらすことが示された.
- 2005-06-25
著者
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伊藤 学而
鹿児島大学歯学部歯科矯正学講座
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黒江 和斗
鹿児島大学病院スポーツ歯科外来矯正歯科
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河野 賢二
宮崎大学医学部感覚運動医学講座顎顔面口腔外科学分野
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伊藤 学而
鹿児島大学 歯 歯科矯正
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伊藤 学而
日本矯正歯科学会
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河野 賢二
鹿児島大学歯学部歯科矯正学講座
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黒江 和斗
鹿児島大学歯学部歯科矯正学講座
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黒江 和斗
鹿児島大学
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伊藤 学而
鹿児島大学
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