<研究ノート>小児看護学の教育方法に関する研究(1) : 授業方法にグループワークを導入した効果と教育上の課題

概要

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子ども達は,育成する過程において色々な政策に基づき,成長・発達を遂げている。小児看護学においても種々の政策を学び,社会状況の変化に応じた取り組みが必要と考える。そこで子どもの育成過程における社会資源の活用について具体的に学習するためにグループワークを導入し,その教育効果について検討した。その結果,[○!1]子どもをめぐる関連法と政策の単元についての学生の関心はあまり高くないが,グループワークを導入しての授業終了後,自己評価によるこの単元に対する学習の理解度は高まったと認識している。一方,学習理解の具体的内容については,今回は言及できていない。[○!2]学生はグループワークに積極的に参加し,自らが検索し項目をまとめるため,分かりやすいと考え主体的に学べている。[○!3]今回学んだ知識の活用では,実際必要となる事例の時や親になったとき活用したいなど,身近な制度として取り挙げている。[○!4]今後の課題として,学生の関心項目と繋げて学生が主体的に学習でき,グループダイナミックスを活用した教育方法の検討が必要と考える。また,一層身近な制度として認識でき,理解しやすいように今後は実際の事例を取り挙げて全体討議ができる場と教材の提供が必要と考える。
新見公立短期大学の論文
2002-12-25

著者

上山和子
新見公立短期大学

<研究ノート>小児看護学の教育方法に関する研究(1) : 授業方法にグループワークを導入した効果と教育上の課題

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