小児看護に関する卒業研究の動向

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概要

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本研究は,3年制のA短期大学看護学科の小児看護に関する卒業研究の動向を分析し,今後の指導課題を明らかにすることを目的とした。1999年から2007年の9年間の卒業研究を分析対象とした。その結果,全561件の内,62件を抽出した。研究を大別すると小児期の生活習慣に関するもの8件,プリパレーションに関するもの4件,健康障害をもつ小児の看護に関するもの22件,小児救急と初期対応に関するもの5件,家族看護に関すもの11件,育児・虐待に関するもの12件であった。また,9年間の内,2003年までは主に実習に関連したテーマを取り挙げていた。後半の2004年以降は,社会的背景を捉えたテーマが増えていた。以上の分析結果より今後は,講義や実習などの体験を基に社会的背景を踏まえ,学生自身が追求できる姿勢を持ち続けるように指導を行っていく必要性が明確となった。

著者

上山和子
新見公立短期大学

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