胎子期におけるトド(Eumetopias jubatus)の成長様式と形態的特徴
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
In precocial species, fetuses often show adaptation to their particular environments. We investigated growth and morphology of 11 fetuses of Steller sea lion (Eumetopias jubatus), a highly precocial animal. The specimens were collected around Hokkaido, Japan in 2006-2008. Body length was found to increase gradually with gestational period, while body weight rapidly increased after the middle period (81-160 days) of gestation. Positive allometric growth indicating tachyauxesis was found only in the four limbs. This noteworthy limb development may indicate adaptation to postnatal movements on shore and in the water. The fur, which developed fully by birth, confirmed the importance of thermoregulation. MRI images suggested a progressive status of ossification, leading us to surmise that bone development occurs during the early (<80 days) and middle periods of gestation. We presume that shapes of internal organs are determined for the most part during early gestation, although the period will vary from one organ to another.
著者
-
桜井 泰憲
北海道大学大学院水産科学研究院
-
桜井 泰憲
北海道大学大学院水産科学研究科
-
小林 由美
北海道大学大学院水産科学院資源生態学領域
-
桜井 泰憲
Division Of Marine Environment And Resources Graduate School Of Fisheries Sciences Hokkaido Universi
-
桜井 泰憲
北大 大学院水産科学研究院
関連論文
- 北海道大学・水産学部/水産科学研究院 資源生物学講座・資源生態学領域(旧北洋研) (特集 海棲哺乳類について学べる! 国内大学の研究室紹介2010)
- 春季の日本海鳥取沖におけるカタクチイワシの成熟と産卵
- 知床世界自然遺産地域の海域保全と海洋保護区 (特集 世界に伝える日本の自然共生)
- 知床世界自然遺産から考えるサステイナビリティ学 (総集編 「サステナ」は何を伝えてきたのか) -- (座談会・討論会 総集編)
- 保全と利用の両立を目指した知床世界自然遺産(生態系サービスと水産,特別シンポジウム記録)
- 7.知床世界自然遺産 : 海を守る漁業を考える(研究会・ミニシンポジウム「海を守り,食を保障する持続的漁業-海洋保護区と自主管理型漁業」,本水産学会水産環境保委員会,懇話会ニュース)
- 根室半島・納沙布岬におけるサケ定置網によるアザラシ類の2002-2003年混獲数調査 : 1982-1983年調査と比較して
- 世界頭足類会議 (CIAC2009) 参加記
- スケトウダラ
- スケトウダラ資源の長期変動との関係
- スケトウダラ,スルメイカ (総特集 地球規模海洋生態系変動研究(GLOBEC)--温暖化を軸とする海洋生物資源変動のシナリオ)
- スルメイカ
- 地球温暖化とスルメイカの未来 : 日本海が果たす役割
- スルメイカ資源の長期変動との関係
- 北海道木古内湾におけるアイナメHexagrammos otakii雌の成熟
- 1980年代後半以降の日本海南西海域におけるまき網漁業の変遷
- 生態系アプローチと水産資源の持続的利用を考える
- 国内の自然公園内の海洋生態系をベースとする海域保全
- トドを巡る現状と生態調査について
- なぜ, トドは越冬のために北海道日本海沿岸に来遊する?
- 第23回沿環連ジョイントシンポジウム「水産からみた生物多様性とは何かを考える」を終えて
- 海獣談話会海棲哺乳類研究の可能性を探る : 様々なフィールド・手法から
- ゼニガタアザラシの生態と保全に関する近年の動向と今後--ゼニガタアザラシ研究グループ検討会の記録
- 襟裳岬におけるゼニガタアザラシ(Phoca vitulina stejnegeri)の標識と計測
- スルメイカ幼生調査用ネットの網目による受精卵・ふ化幼生の保持状態の検討
- 冷水性魚類への温暖化影響
- 木ッキョクダラはベーリング海における気候変化の指標種となリうるか?
- 趣旨とまとめ
- 寄生性カイアシ類Haemobaphes dicerausおよびClavella perfidaがスケトウダラの成長・成熟におよぼす影響
- P28 北海道沿岸のスケトウダラ (Theragra chalcogramma) におけるアニサキス科線虫 2 種の寄生状況と地域特異性
- 北太平洋東経155度線における夏季と秋季の海洋構造と表層性魚類・イカ類の分布
- スケトウダラの発音機構
- スケトウダラの聴覚特性
- スケトウダラの性別と成熟状況および季節による発音筋重量の変化
- 水産海洋シンポジウム「生態系アプローチと水産資源の持続的利用を考える」 : 速報
- 国内の自然公園内の海洋生態系アプローチによる海域保全 (総特集 生態系アプローチと水産資源の持続的利用)
- 生態系アプローチと水産資源の持続的利用を考える (総特集 生態系アプローチと水産資源の持続的利用)
- レジームシフトに応答する魚類とイカ類資源の変動--プロセス研究の重要性 (総特集 レジーム・シフト研究(2)歴史と現状および今後の課題)
- 2.資源管理における順応的管理の事例紹介 : 知床を例として(I 順応的管理の理念と漁場造成への導入プロセス,水産環境の不確実性に応じた漁場造成のパラダイムシフト-順応的管理による浅場づくりのはじまり,日本水産学会水産環境保全委員会,懇話会ニュース)
- 資源管理における順応的管理の事例紹介-知床を例として
- 水槽内で観察されたコマイの産卵行動
- ROVを用いた音響散乱層の観察の試み
- アザラシ類,特にゼニガタアザラシを例として (特集 ストランディング個体を用いた研究--できる研究,したい研究)
- 討論 知床世界自然遺産から考えるサステイナビリティ学 (特集 北海道発--持続的生物生産圏の構築と地域ガバナンス)
- HUBEC OCEAN の展開に向けて
- 気候変化が水産資源に与える影響 (特集 気候変動と海面上昇)
- 趣旨とまとめ
- Oxytetracycline, Alizarin Complexone および Alizarin Red S を用いたスケトウダラ幼魚の耳石染色実験
- 知床氷縁生態系の特徴とその保全 (特集 守り伝えたい日本にある世界自然遺産) -- (知床)
- 第26回北洋研究シンポジウムからの提言
- 亜寒帯海洋の物理・化学環境変動とスケトウダラの再生産機構の応答(噴火湾をモデル海域とするHUBEC計画の背景)
- サステイナビリティと生態学(3)海洋生態系とサステイナビリティ (総集編 「サステナ」は何を伝えてきたのか) -- (連載講座(再録))
- サステイナビリティと生態学(3)海洋生態系とサステイナビリティ
- 沿岸生態系の生物多様性保全と持続的漁業--知床世界自然遺産海域を例として[含 質疑応答] (シンポジウム 「里海」の学術的基礎)
- 地球規模海洋生態系変動研究(GLOBEC)--海洋生態系の総合診断と将来予測 (地球規模海洋生態系変動研究(GLOBEC)--海洋生態系の総合診断と将来予測)
- 北海道周辺海域におけるコマイの成熟,生殖周期及び産卵期の特徴
- 知床世界自然遺産の豊かな海と漁業を守る (特集:海への想い(2))
- 水産施設に汚損生物として出現するイバラワレカラ Caprella acanthogaster (甲殻綱 : 端脚目)の生活史
- ミトコンドリアDNAの塩基配列分析によるヤリイカの遺伝的集団構造
- 新しい再生産仮説に基づくスルメイカ冬生まれ群の再生産海域の推定 (地球規模海洋生態系変動研究(GLOBEC)--海洋生態系の総合診断と将来予測)
- ヒラメの酸素消費量とアンモニアの排泄量に及ぼす摂餌時間の影響
- First-instar Juveniles of Six Caprellids in the Genus Caprella (Crustacea: Amphipoda) from the Pacific Coast of Southern Hokkaido, Japan
- 夏季の中部北太平洋におけるサンマの成熟と日齢
- ヤリイカの胚発生とふ化に及ぼす低塩分の影響
- 北海道浜中町におけるゼニガタアザラシ(Phoca vitulina stejnegeri)の上陸個体数の季節変化
- 勇魚会・海獣談話会 : 海棲哺乳類ストランディング(座礁・漂着・迷入・混獲)の現場と研究
- 6 ゼニガタアザラシの被害をめぐって : 地域社会・水産経済の視点から(自由集会報告,第16回野生生物保護学会・日本哺乳類学会2010年度合同大会)
- 箱罠とふくろ網罠を用いたゼニガタアザラシPhoca vitulina stejnegeriの捕獲
- 海獣談話会 ゼニガタアザラシの被害をめぐって:地域社会・水産経済の視点から
- 親子モデルを用いたサンマの年齢と産卵に関する仮説の検証
- ゼニガタアザラシ(Phoca vitulina stejnegeri)を活用した小学校における総合的な学習の時間プログラムの実践
- スルメイカの繁殖生態と再生産機構
- スルメイカの再生産機構に関する実験生物学的研究(平成13年度日本水産学会進歩賞受賞)
- 沿岸性イカ類(スルメイカ)(イカ漁業の現状と将来展望)
- 頭足類の資源動態研究と頭足類学の今後(ミニシンポジウム : 頭足類学の胎動 : 分子解析から資源変動まで)
- 渡島半島日本海沿岸における海生哺乳類,特に鰭脚類の出現と漁業被害
- 海洋環境モニタリングにおける海鳥の役割とその保全
- 箱罠とふくろ網罠を用いたゼニガタアザラシ Phoca vitulina stejnegeri の捕獲
- ゼニガタアザラシの被害をめぐって : 地域社会・水産経済の視点から
- 胎子期におけるトド (Eumetopias jubatus) の成長様式と形態的特徴
- 渡島半島日本海沿岸における海生哺乳類,特に鰭脚類の出現と漁業被害
- ボトムアップとトップダウン・コントロールによる常磐・鹿島灘のヤナギムシガレイの資源変動の可能性
- 2009年冬-春季の渡島半島西部から津軽海峡におけるキタオットセイ Callorhinus ursinus の来遊状況
- 北海道浜中町におけるゼニガタアザラシ (Phoca vitulina stejnegeri) の上陸個体数の季節変化
- スルメイカふ化幼生の遊泳行動に対する水温の影響
- ゼニガタアザラシの写真及び個体情報デジタルデータベース : 野生哺乳類の長期野外研究を支援する試み
- 胎子期におけるトド(Eumetopias jubatus)の成長様式と形態的特徴
- ボトムアップとトップダウン・コントロールによる常磐・鹿島灘のヤナギムシガレイの資源変動の可能性
- 雌スルメイカの成熟にともなう卵巣および付属生殖器官の発達について
- スルメイカ平衡石日周齢の実証〔英文〕
- ゼニガタアザラシと持続型沿岸漁業の共存に向けて(野生生物保護管理の最前線 日本近海の鰭脚類の現状と課題)
- 雄スルメイカの成熟にともなう精巣および付属腺の発達について
- 飼育下におけるスケトウダラの繁殖行動に伴う鳴音
- 中部北太平洋におけるサンマCololabis sairaの耳石日周輪に基づく年齢と成長の推定
- ニュウドウイカMoroteuthis robustaの各組織および胃内容物のジアシルグリセリルエ-テル成分〔英文〕
- 沿岸生態系の生物多様性保全と持続的漁業 : 知床世界自然遺産海域を例として(シンポジウム:「里海」の学術的基礎)
- 北海道太平洋側海域におけるマダラ雌の成熟過程および生殖周期〔英文〕
- マダラの耳石薄片法による年齢査定と成長様式
- III-2. Summary of Discussion
- 北海道東部厚岸湾におけるアザラシ類による漁業被害 : 漁業者アンケートの解析2004-2007年