ミトコンドリアDNAの塩基配列分析によるヤリイカの遺伝的集団構造
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概要
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ヤリイカLoligo bleekeriの遺伝的集団構造を明らかにするため,日本周辺に存在するとされる4つの地方集団を代表する6ヵ所から採集した545個体のミトコンドリアDNA非コード領域(mtDNA NC4)の塩基配列分析を行った。NC4領域506-528bpの塩基配列を観察したところ,55の部位で変異が確認され,48種類のハプロタイプが出現した。平均ハプロタイプ多様度(0.670)と平均塩基多様度(0.003)から,ヤリイカの遺伝的多様性の低さが示された。ハプロタイプ頻度とF_<ST>には,標本間で有意差はなく,日本周辺のヤリイカに種内分化は認められなかった。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2006-09-15
著者
-
柳本 卓
独立行政法人水産総合研究センター遠洋水産研究所
-
柳本 卓
(独)水産総合研究センター遠洋水産研究所
-
桜井 泰憲
北海道大学大学院水産科学研究院
-
桜井 泰憲
北大院水
-
柳本 卓
水産総合研究セ 遠洋水研
-
桜井 泰憲
北海道大学大学院水産科学研究科
-
伊藤 欣吾
青森県水産総合研究センター
-
岩田 容子
北海道大学大学院水産科学研究科
-
宗原 弘幸
北海道大学北方生物圏フィールド科学センター
-
岩田 容子
北大院水
-
桜井 泰憲
北海道大学水産科学院資源生物学講座資源生態学領域
-
柳本 卓
(独)水産総合研究センター北海道区水産研究所:(現)(独)水産総合研究センター遠洋水産研究所
-
柳本 卓
(独)水産総合研究センター中央水産研究所
-
桜井 泰憲
北海道大学大学院水産科学研究所
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