ナス果実中の<I>γ</I>-アミノ酪酸含量と加熱による増加
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概要
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<I>γ</I>-アミノ酪酸(GABA)にはストレス緩和効果が期待されている.ナス8品種果実のGABA含量を比較したところ,品種間の差は大きいものではなく,平均値は果実100gあたり24mgであった.60℃で加熱すれば,果実中のGABA含量が増加し,グルタミン酸塩を外部から補って加熱することにより,GABA含量を倍増することができた.GABAを含む野菜として,ナスの消費喚起が期待される.
著者
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堀江 秀樹
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所
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堀江 秀樹
独立行政法人 農業・生物系特定産業技術研究機構 野菜茶業研究所
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安藤 聡
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所
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齊藤 猛夫
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所
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