ホウレンソウ葉表面に付着する白色顆粒(普及・教育・利用)
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概要
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ホウレンソウの葉の表面に白色で球状の穎粒が頻繁に観察される.異物ではないかとの消費者の疑問に答えるため,解析を行った.本頼粒の直径は0.1〜0.2mm程度であり,葉の表面から出た突起に接続していた.白色穎粒は水には溶けず,クロロフォルム/メタノールで破壊された.硫酸アンモニウム溶液中で球にくぼみが観察された.水分は約90%含まれていた.このことから,本穎粒は,脂溶性の半透膜中に水溶液が閉じこめられたものと推定できる.本顆粒の水抽出液を分析した結果,遊離糖は含まれず,シュウ酸,クエン酸,リンゴ酸を含んでいた.
- 園芸学会の論文
- 2008-01-15
著者
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