看取りの時期が近づいた患者の家族への説明に用いる『看取りのパンフレット』の有用性: 多施設研究
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概要
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【目的】小冊子『看取りのパンフレット』を用いた終末期患者を看取る家族への説明の有用性を評価することを目的とした. 【方法】緩和ケア病棟5施設, 在宅ホスピス4施設, 緩和ケアチーム1施設で, 終末期患者の家族との面談時に小冊子を用いた説明を行い, 死亡後6カ月以上が経過した遺族に対して郵送法による質問紙調査を行った. 【結果】325名に調査票を発送し, 260名(回収率85%)から回答を得た. 81%が小冊子が「とても役に立った」「役に立った」と回答した. 家族の体験として, 「変化の目安になる」(84%), 「症状や変化がなぜ起きているのか分かる」(76%)などが挙げられた. 運用の工夫が自由記述から抽出された. 【結論】『看取りのパンフレット』は, 配布する時期を患者・家族ごとに検討し, 渡すだけではなく十分にコミュニケーションをとることに注意して運用することで多くの家族にとって有用であることが示唆された.
著者
-
佐々木 一義
浜松医療センター・胸部外科
-
松尾 直樹
埼玉県立がんセンター緩和ケア科
-
山本 亮
佐久総合病院総合診療科
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新城 拓也
社会保険神戸中央病院 緩和ケア病棟
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廣瀬 光
島田市民病院外科
-
森田 達也
聖隷三方原病院 浜松がんサポートセンター
-
池永 昌之
淀川キリスト教病院 ホスピス部長
-
前野 宏
札幌医療生活協同組合 ホームケアクリニック札幌
-
大谷 弘行
九州がんセンター 緩和ケアチーム・サイコオンコロジー
-
宇野 さつき
新国内科医院
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松原 龍弘
川崎社会保険病院 緩和ケア病棟
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瀧川 千鶴子
KKR札幌医療センター 緩和ケア科
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茅根 義和
東芝病院 緩和ケア科
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廣瀬 光
島田市民病院
-
池永 昌之
淀川キリスト教病院 ホスピス
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佐々木 一義
浜松医療センター 緩和医療科
-
松尾 直樹
埼玉県立がんセンター 緩和ケア科
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