緩和ケア医を志す若手医師の教育・研修に関連したニーズ―質的研究の結果から
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概要
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【背景】わが国における緩和ケアの需要は年々高まり, 緩和ケア医の養成は重要な課題である. しかし, 緩和ケア医を目指す若手医師が, 教育研修体制やキャリア構築などに対して, どのような満たされないニーズを抱えているかは明らかになっていない. 【目的】緩和ケア医を目指す若手医師が抱えるニーズを明らかにする. 【方法】卒後15年目までの医師を対象にグループディスカッションを中心としたフォーラムを行い「必要としているけれども十分に満たされていないことは?」などに対する意見をテーマ分析を用いて分析した. 【結果】40名の医師が参加した. 若手の抱えるニーズは, 「人手の確保」「研修プログラム・教育の質の担保」「ネットワークの充実」「緩和ケア医を続けていくことへの障害の除去」「専門医として成長する道筋の確立」であることが示された. 【結論】緩和ケア医を育成していくため, これら満たされないニーズの解決を議論していくべきである.
著者
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森田 達也
聖隷三方原病院 浜松がんサポートセンター
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下井 辰徳
がん・感染症センター都立駒込病院膠原病科
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宮本 信吾
日本赤十字社医療センター 化学療法科
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佐藤 一樹
東北大学大学院農学研究科動物微生物
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西 智弘
川崎市立井田病院 かわさき総合ケアセンター
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上元 洵子
岡山済生会総合病院 緩和ケア科
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森 雅紀
聖隷浜松病院 緩和医療科
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松本 禎久
国立がん研究センター東病院 緩和医療科
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佐藤 恭子
静岡厚生病院 リハビリテーション科
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三浦 智史
国立がん研究センター東病院 緩和医療科
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厨 芽衣子
聖隷三方原病院 緩和ケア科
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中野 貴美子
東京都済生会中央病院 看護部
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田上 恵太
国立がん研究センター中央病院 緩和医療科
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江角 悠太
三重大学大学院医学系研究科 家庭医療学講座
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坂井 大介
大阪大学大学院医学系研究科 消化器癌先進化学療法開発学
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古川 孝広
斗南病院 腫瘍内科
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佐藤 一樹
東北大学大学院 医学系研究科 保健学専攻 緩和ケア看護学分野
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松本 禎久
国立がん研究センター東病院 緩和医療科・精神腫瘍科
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