麻薬小売業者間譲渡許可免許に関する調査研究
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概要
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現在, 麻薬及び向精神薬取締法施行規則が改正され, 麻薬小売業者間での麻薬の譲渡/譲受が可能となったが, その制度の問題点については明らかにされていない.本研究は, この制度の普及と運用上の障害を明らかにすることを目的として行われた. 全国3,000施設の薬局の薬剤師に対して質問紙による郵送調査を行い, 1,036施設より回答を得た. 麻薬小売業者間譲渡許可免許を取得することにより麻薬が取り扱いやすくなる, またはなったと回答した施設は全体の20.2%であった. 取り扱いやすくならない, またはならなかった理由として, 手続きの煩雑さに関する問題のほかに, 麻薬の譲渡/譲受の規制についての問題点が挙げられた. 以上の結果より, がん患者の除痛を適切に地域で行えるよう薬局が機能するためには, 他の医薬品と同じように「医薬品販売業者への返品を可能にする」, または「備蓄薬局からの継続的な譲渡を可能にする」などが必要であることが示唆された. Palliat Care Res 2010; 5(2): 213-218
著者
-
森田 達也
聖隷三方原病院聖隷ホスピス
-
塩川 満
聖路加国際病院薬剤部
-
木澤 義之
筑波大学大学院人間総合科学研究科
-
伊勢 雄也
日本医科大学附属病院薬剤部
-
前堀 直美
レモン薬局
-
轡 基治
うえまつ薬局
-
森田 達也
聖隷三方原病院 浜松がんサポートセンター
-
塩川 満
聖路加国際病院 薬剤部
-
木澤 義之
筑波大学大学院
-
伊勢 雄也
日本医科大学付属病院 薬剤部
-
木澤 義之
筑波大学大学院 人間総合科学研究科
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