ニンニクの in vitro 培養での茎頂の休眠
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概要
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1984年, 1985年のそれぞれ5月に収穫されたニンニク Allium sativum L. の, 茎頂の休眠について in vitro 培養での影響を調べた. 収穫した球は室温におき, 8月22日から9月末までは20℃, その後3℃の冷蔵庫に貯蔵した. 茎頂培養は1984年産の球は1985年2月から3月まで, 1985年産の球は収穫直後から翌年1月まで供試した. 培養は15または30日ごとに行い, 茎頂の萌芽率, 生長量, 植え付けから萌芽までの日数を調べた.5月から8月までに培養した茎頂は20%が萌芽し, 9月以降は45から80%の萌芽率となった. 植え付け日から萌芽までの日数は, 7月1日に植え付けた茎頂は16.8日なのに9月1日に植え付けた茎頂では6.9日と最短となり, 10月1日に植え付けた茎頂からはまた徐々に長く15日に近くなった. 外植体の生長は, 5月から8月までは伸長不良であったが, 9月以降は正常になった. ニンニクの休眠は, 9月には完全に破れると思われた.
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