示差吸光光度法による硝酸イオンあるいは硝酸の定量
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概要
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硝酸イオンの紫外部吸収帯(302mμ)を利用する示差吸光光度法による遊離硝酸および硝酸イオン定量の分析的諸条件を検討した.対照液,試料溶液の濃度をそれぞれ<I>c</I><SUB>1</SUB>,<I>c</I><SUB>2</SUB>とし,吸光度を<I>A</I><I>r</I>とすれば,<BR><I>c</I><SUB>2</SUB>=<I>c</I><SUB>1</SUB>+1/7.86×<I>Ar</I><BR>により,<I>c</I><SUB>2</SUB>を求めることができる.対照液の濃度としては,実用上0.3<I>N</I>程度の硝酸あるいは硝酸塩溶液を用いるとき,最大精度がえられる.0.5<I>N</I>程度(NO<SUB>3</SUB><SUP>-</SUP>として約30mg/m<I>l</I>)までベールの法則が成立する.本法は中和滴定ほどの精度を必要としないような場合の硝酸濃度の検定,主成分的濃度において存在する硝酸イオンの定量に適用すれば,非常に迅速かつ便利である.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
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浜口 博
東京教育大学理学部
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浜口 博
(財)日本分析センター
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黒田 六郎
東京教育大学理学部化学教室
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小沼 直樹
東京教育大学理学部化学教室
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吉田 盛行
徳島市上八万中学校
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黒田 六郎
東京教育大学理学部
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浜口 博
東京教育大学
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