紫外部吸收を利用する硝酸イオンおよび亜硝酸イオンの同時定量
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概要
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多くの含窒素化合物共存下において,硝酸イオンおよび亜硝酸イオンを,それぞれ302および355mμの紫外部吸収ピークを利用して,同時定量することがで量る.pH5以下では,亜硝酸イオンのピークは消滅し始めて,遊離亜硝酸の特異な吸収帯が出現するから,同時定量は,pH5以上強カセイアルカリ性にいたる範囲で行う.硝酸-および亜硝酸イオンについて,それぞれ0〜15mg/m<I>l</I>,および0〜4mg/m<I>l</I>の範囲においてベールの法則が成立つ.<BR>Ringbom plotによる最適濃度範囲は,NO<SUB>3</SUB><SUP>-</SUP>2〜7mg/m<I>l</I>,NO<SUB>2</SUB><SUP>-</SUP> 0.4〜2mg/m<I>l</I>本法は妨害が少なく,また特殊な試薬を必要とせず,はなはだ迅速であり,通常3%以内の精度において,硝酸イオンおよび亜硝酸イオンの同時定量が可能である.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
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浜口 博
東京教育大学理学部
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浜口 博
(財)日本分析センター
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黒田 六郎
東京教育大学理学部化学教室
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遠藤 信也
(現在)北海道学芸大学釧路分校
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黒田 六郎
東京教育大学理学部
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浜口 博
東京教育大学理学部化学教室
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浜口 博
東京教育大学
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