示差吸光光度法による亜硝酸イオンの定量
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概要
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紫外部吸収帯(355mμ)を利用する亜硝酸イオンの示差吸光光度定量法について検討した.対照標準溶液,試料溶液の濃度をそれぞれC<SUB>1</SUB>,C<SUB>2</SUB>とし,吸光度をAγとすれば,C<SUB>2</SUB>は近似的に次式により求められる.<BR>C<SUB>2</SUB>=C<SUB>1</SUB>+1/0.47×Aγ<BR>対照標準溶液としては,濃度C<SUB>1</SUB>=NO<SUB>2</SUB><SUP>-</SUP>6mg/m<I>l</I>の溶液を用いるとき,最大精度が得られる.NO<SUB>2</SUB><SUP>-</SUP>7.5mg/m<I>l</I>程度までベールの法則が成立する.本法によれば,特殊な試薬を用いることなく,操作も簡単で,迅速に高濃度亜硝酸イオンの定量ができる.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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