タイロンによるニオブおよびタンタルの同時光度定量法
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概要
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タイロンによるタンタルの吸光光度定量法およびタンタルおよびニオブの同時光度定量法を見いだした.シュウ酸アンモニウム-ピロ硫酸カリウム溶液において,タンタルはpH4.9,420mμで0.5〜2.0mg/25m<I>l</I>の範囲でベールの法則が成り立つ.ニオブについてはpH7.5,450mμで2.7mg/25m<I>l</I>以下の範囲で定量しうる.<BR>ニオブおよびタンタルが共存するときは,pH4.9において発色し,420mμでタンタルおよびニオブの吸光度の合量を測定する.この呈色溶液の一部をとり,pH7.5に調節し,450mμで吸光度を測定すれば,ニオブのみが定量される.このニオブ定量値に相当するpH4.9,420mμにおける吸光度をタンタルおよびニオブの吸光度の合量より差し引いてタンタルの吸光度を求め,タンタルを定量し,よい結果を得た.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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