陰イオン交換法を用いるホワイトメタル中のアンチモン,スズ,銅の定量
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概要
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陰イオン交換法を併用して,ホワイトメタル,活字合金中のアンチモン,スズ,銅の同時分析法を検討した.<BR>約50mgの試料を王水に溶解後,硫酸を加えて白煙を生ずるまで加熱し,水で希釈後,ロ過して硫酸鉛を除去する.チオシアン酸形樹脂(Dowex 1 X-8,100〜200メッシュ)で作ったカラムにロ液の一定量を通したこのち,アンチモンは1<I>N</I>硫酸15m<I>l</I>,スズは0.5<I>M</I>塩化ナトリウム-0.5<I>M</I>水酸化ナトリウム溶液15m<I>l</I>で順次溶離する.ついで,3<I>N</I>塩酸30m<I>l</I>でカラムを洗浄後,2<I>M</I>塩化アンモニウム2<I>M</I>アンモニア溶液50m<I>l</I>で銅を溶強する.溶出液中の金属4オンは,アンチモンはヨード・アスコルビン酸法,スズはジチオール法,銅はジエチルジチオカルバメート法により、それぞれ吸光光度定量する.
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