電解法による無担体ランタン-140の調製
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
<SUP>140</SUP>Ba-<SUP>140</SUP>La系から放射化学的純度の高い無担体<SUP>140</SUP>Laを電解により迅速に調製する方法を確立することを目的として種々の条件を検討した.<BR>銅円板陰極を用いる場合,電解液の無関係塩として硝酸塩を用いると電解中にpHの変化をきたし,純度および収率が悪くなる.これに反して,硫酸塩または過塩素酸塩を用いるときはpHに変化が見られず,純度・収率ともに良好である.硫酸塩を用いるときは,その濃度が低くなるにつれて純度が低下した.結局,0.1<I>M</I> NH<SUB>4</SUB>ClO<SUB>4</SUB>-0.01<I>M</I> Ca(ClO<SUB>4</SUB>) <SUB>2</SUB>-<SUP>140</SUP>Ba-<SUP>140</SUP>La過塩素酸塩系電解液から,白金を両極として,6ボルトで所定の時間電解を行えば,純度99.9%以上の<SUP>140</SUP>Laをかなり良好な収率で調製できる.同様の電解液を<SUP>90</SUP>Sr-<SUP>90</SUP>Y系からの<SUP>90</SUP>Yの分離に適用し満足すべき結果を得た.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
関連論文
- 環境生物試料の放射化分析の精度
- 環境分析における標準物質と分析値の精度に関する研究
- 大学化学教育の現状と問題点 (討論)
- Duolite C-3によるルビジウムとセシウムの分離 : 環境試料中のセシウム-137の定量
- 植物標準試料Orchard Leavesの乾式灰化に伴う元素の損失 : 加熱温度及び加熱時間と元素の損失との関係
- 植物試料の乾式灰化に伴う元素の損失
- 中性子放射化分析法による高純度セレン中の塩素,臭素,ヨウ素の定量
- 海産生物中コバルトの定量における各種分析法の相互比較
- 陽イオン交換樹脂を用いた環境試料中の放射性ストロンチウムの定量
- 化学分析法の信頼度について (公害と分析化学に関するパネル討論会 第7回公定分析法とその問題点)
- 中性子放射化分析による岩石中のインジウムの定量
- 中性子放射化分析によるいん鉄中の亜鉛の定量
- EDTA間接滴定によるレニウムの定量
- 生体試料中の微量水銀の分離定量
- 示差吸光光度法による硝酸イオンあるいは硝酸の定量
- 電解法による無担体ランタン-140の調整
- 紫外部吸収を利用する硝酸イオンおよび亜硝酸イオンの同時定量
- タングステン酸塩の分光分析
- 電解法によるストロンチウム-イットリウム系水溶液からの無担体イットリウムの分離
- 硫化亜鉛を沈殿させる際のコバルト(II)の共沈について
- 放射化分析による微量ウランの定量
- 対数廻転セクターによる珪酸塩岩石の分光分析
- 銅の迅速定量法の検討
- 溶出法による放射性ランタン140Laの無担体分離について
- (8)銅の迅速定量法の検討
- 異節環状色素を用いる分析化学的研究(第1報) : 5, 8-ジオキシ-キノキザリンと金属イオンとの呈色について
- 対数廻転セクターによる珪酸塩岩石の分光分析
- 国際地球内部開発計画(UPM)の地球化学部門の報告
- 中性子放射化分析による岩石中のインジウムの定量
- 中性子放射化分析によるいん鉄中の亜鉛の定量
- EDTA間接滴定によるレニウムの定量
- 生体試料中の微量水銀の分離定量
- 示差吸光光度法による硝酸イオンあるいは硝酸の定量
- 電解法による無担体ランタン-140の調製
- 紫外部吸收を利用する硝酸イオンおよび亜硝酸イオンの同時定量
- タングステン酸塩の分光分析
- 電解法によるストロンチウム-イットリウム系水溶液からの無担体イットリウムの分離
- 硫化亜鉛を沈殿させる際のコバルト(II)の共沈について
- メルカプト酢酸による銅の定量および分離
- ポーラログラフ法によるテレフタル酸中のテレフタルアルデヒド酸の定量
- 放射化分析による微量ウランの定量
- タイトル無し