溶出法による放射性ランタン<SUP>140</SUP>Laの無担体分離について
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概要
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放射性バリウム<SUP>140</SUP>Baからその娘核種の放射性ランタン<SUP>140</SUP>Laを無担体で分離することは,共沈法などによりすでに行われている.この研究では同様の分離をより容易に,かつ迅速に行う目的で塩酸による溶出法を試みた.<SUP>140</SUP>Baの溶液に非放射性の塩化バリウムを担体として加え,均一沈殿法により硫酸バリウムとして沈殿させ,ロ紙上に移して放置し,<SUP>140</SUP>Laを生成させる.<BR>この沈殿に種々の濃度の塩酸を溶出剤としてそそぎ,流出液について<SUP>140</SUP>Laと<SUP>140</SUP>Baの検出を行い,分離が完全に行われているかどうかをしらべた.その結果3<I>N</I>塩酸-エチルアルコール(1:1)を溶出剤として用いるのがもっともよいことがわかった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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