ザルコシンクレゾールレッドによる銅の吸光光度定量
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概要
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ザルコシンクレゾールレッド(SCR)と銅との錯体はpH4.8で,570mμに極大吸収が認められる.錯体は1:1のモル比の組成をもつことを明らかにした.銅-SCR錯体による銅の定量を次のように決めた.銅(10〜120μg)を含む溶液にSCR水溶液(1×10<SUP>-3</SUP><I>M</I>)5m<I>l</I>を加え,pHを4.8に保つ.570mμで吸光度を測定する.本法において鉄(II),ニッケルの共存は妨害する.本法により鉛合金中の微量の銅(0.02〜0.8%)の定量を行ない,満足な結果を得た.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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