植物試料の調製(カンボクの葉) : 生体標準物質としての可能性
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概要
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"カンボク"の葉を乾燥,粉砕,ふるい分け(60メッシュ以下)して粉末試料を調製し,植物試料の標準照合物質としての可能性を検討した.11種の金属含量(カルシウム,マグネシウム,カリウム,ナトリウム,鉄,亜鉛,マンガン,銅,ニッケル,パラジウム及びカドミウム)を原子吸光分析法により定量した.主成分は標準添加法,微量成分はピロリジンジチオカルバン酸アンモニウム(APDC)-メチルイソブチルケトン(MIBK)溶媒抽出法を併用した.2年間(1977〜1978)にわたって毎月(5月〜10月)採取した粉末試料について採取時期と金属含量について調べた.若葉の5月と落葉の10月に著しく含量が異なる金属(カルシウム,マンガン,亜鉛)があることを認めた.米国標準局(NBS)のSRMであるorchard leavesの金属成分と比較してみたが,金属含量がほとんど同一であるが,ナトリウムが高くマンガンと鉛が低い.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1980-07-05
著者
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志田 惇一
山形大学工学部物質工学科
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志田 惇一
山形大学物質化学工学科
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松尾 力
山形大学工学部応用化学科
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高橋 茂
山形大学工学部応用化学科
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志田 惇一
山形大学工学部応用化学科
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志田 惇一
山形大学工学部
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松尾 力
山形大学工学部
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