活性炭カラム熱検出器による各種有機物の検出感度

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概要

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熱検出カラム法による液体クロマトグラフィーにおいては,溶出成分を感度よく検出することのできる充てん物が必要である.<BR>本報では,活性炭を熱検出カラム中に充てんし,展開剤として無水メタノールを用いて各種の有機化合物のサーモグラムを測定した.サーモグラムのピーク高さ(<I>H</I>)から用いた試料の種類による検出感度を比較検討した.その結果<I>n</I>-アルコール,<I>n</I>-カルボン酸および<I>n</I>-炭化水素などの同族体では,ピーク高さと骨格炭素数とは一定の比例関係が成立し,炭素数の増加にともなって検出感度が増大することが判明した,また,官能基の種類が検出感度に大きく影響することを認めた.

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