カーボンペースト電極を用いるニッケル(II)EDTAの陽極酸化反応 : 固体電極を用いるボルタメトリー(第5報)
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概要
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ニッケル(II)EDTAは0.1<I>M</I>酢酸-0.1<I>M</I>酢酸ナトリウム緩衝液(pH4.6)支持塩中で,表面活性剤としてポリアクリルアミド0.005%の存在下でEDTA自身の酸化波とほぼ同電位に良好な酸化波を示す.クロノポテンシオメトリーの結果から,この反応は2電子不可逆酸化反応と考えられる.静止電極ボルタメトリーより,上述の条件下で0.05~0.5m<I>M</I>のEDTAが1.5m<I>M</I>ニッケル(II)の存在下で精度よく定量できた.本法はハロゲンの影響を受けないという点で水銀溶出波を用いる方法よりすぐれている.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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