固体電極を用いるタリウム(I)イオンの陽極酸化反応 : 固体電極を用いるボルタメトリー(第4報)
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概要
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1<I>M</I>硝酸カリウム+ 0.1<I>N</I> 水酸化ナトリウム溶液中のタリウム(I)イオンの酸化反応をカーボンペースト電極およびグラシーカーボン電極を用い,クロノポテンシオメトリーおよび静止電極ボルタメトリーで基礎的に検討した.遷移時間定数862で,電流密度に関係なく一定値が得られた.静止電極ボルタメトリーにより0.01~0.2m<I>M</I>のタリウム(I)イオンが容易に定量しうる.EDTA共存下では,可溶性酸化還元系Tl(I)EDTA〓Tl(III)EDTA+2<I>e</I>となり,+0.4V(対SCE)にピーク電位を示すが,タリウムEDTAの拡散定数が小さく分析感度はわるい.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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