日本在来鶏の形態学的相互関係に関する生体計測学的研究
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概要
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日本在来鶏12品種(小国,東天紅,声良,薩摩鶏,軍鶏,蜀鶏,比内鶏,桂チャボ,真黒チャボ,土佐地鶏,岐阜地鶏および河内奴),赤色野鶏および灰色野鶏,計185個体について,肢部と頭部それぞれ8部位,計16部位の生体計測を行ない,多変量解析法によって品種間の比較を試み,以下のことが明らかにされた.(1) 16計測部位のうち,脛足根骨,足根中足骨,上腕骨および尺骨の最大長ならびに足根中足骨周囲長の5計測部位が,品種の大きさと形の識別に,もっとも有効である.(2) 赤色野鶏,灰色野鶏および岐阜地鶏は主成分分析図上において,一群を形成する.(3) 薩摩鶏と声良は,雌雄とも大きさについて軍鶏に近い蜀係を示すが,形については薩摩鶏は軍鶏より小国に近い.(4) 東天紅は主成分分析図上で,小国に近い位置をとる.(5) 土佐地鶏は,大きさではチャボの2品種に近い関係を示すが,形ではチャボとは離れ,岐阜地鶏と河内奴に近い位置にある.
著者
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橋口 勉
鹿児島大学農学部
-
林 良博
東大農獣医解剖
-
林 良博
東大医科研寄生虫研究部
-
林 良博
東京大学医科学研究所寄生虫研究部
-
西田 隆雄
カセサート大学獣医学部獣医解剖学教室
-
西田 隆雄
東京大学農学部家畜解剖学教室
-
林 良博
東京大学医科学研究所
-
HAYASHI Yoshihiro
Department of Veterinary Anatomy, Faculty of Agriculture, The University of Tokyo
-
西田 隆雄
東京大学農学部
-
橋口 勉
鹿児島大学
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