落葉の程度と葉柄の構造の関係
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概要
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落葉しにくいゆたかみどりと比較的落葉しやすいやぶきたに関してその原因を検討した。<BR>ゆたかみどりの葉柄部の離層面は主枝に対し角度をつくっていたのに対し,やぶきたではそれが平行に近かった。これは葉身を支えるのにゆたかみどりの方が有利であることを示唆する。葉面積もゆたかみどりの方が小さいことにより風の抵抗が小さくなり,落葉しにくい原因になると思われる。また,葉柄に占める導管の面積が大きいことは,機械的な力に対する葉柄部の抵抗力を増していると思われる。<BR>さらに,導管が大きいにもかかわらず,1葉当りの気孔数が少なく,蒸散量も小さいことから水分ストレスに対する回復が早い可能性が示唆された。
- 日本茶業技術協会の論文
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