茶葉の発達に及ぼす光質の影響
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概要
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茶では古くから、品質向上のためのしゃ光栽培が行なわれている。しゃ光下で生育した茶の新芽は、硬化がおそく、窒素成分・含有水分が多く、タンニンが少なく、緑茶としての品質が著しく向上することが知られている。このような変化に光の質がどのように関与しているかについて、現在検討しつゝあるが、これまでの結果から、可視光の500mm以下を除去した光環境(色調は黄色光)では、新芽の硬化がおそく、葉の発育も良好なことが認められた。そこで、このような光質による葉の発達過程の差異について検討した結果を報告する。
- 日本作物学会の論文
- 1974-07-31
著者
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