クロロフィル含量からみた緑茶の品質
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概要
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暖地で生産される緑茶について,色沢が劣るとされる原因とその改善策を調査した結果,次のことが明らかとなった。<BR>1)色沢の良好な被覆茶や鮮緑色の茶は,クロロフィルaの含量が多く,黒緑色系や黄褐色系の茶には少なかった。<BR>2)茶芽の摘採回数,整枝の位置及び施肥量と,クロロフィル含量並びに色沢評点との関係では,摘採回数の影響は少なく,整枝の深さと窒素施用量の多少による影響が大きかった。特に夏茶では窒素25kg/10aの施用区の色沢が最も劣った。<BR>3)摘芽の葉色別クロロフィル含量は,緑色系品種に多く,黄緑色系品種には少ない傾向が見られ,色沢の評点も緑色系に比べて黄緑色系品種は一般的に劣った。<BR>4)製造工程中の色沢低下の原因として,蒸熱時間が長過ぎること,粗揉操作の温度・風量の不調和があげられる。蒸熱時間は40〜50秒以内,粗揉操作は吹込み風量を多くし,温度は低くしたほうが色沢は良好であった。
- 日本茶業技術協会の論文
著者
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本荘 吉男
農林水産省茶業試験場枕崎支場
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和田 光正
農林水産省野菜・茶業試験場久留米支場
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中田 典男
農林水産省茶業試験場枕崎支場
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家弓 実行
農林水産省茶業試験場枕崎支場
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岡田 文雄
農林水産省野菜・菜業試験場久留米支場
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岡田 文雄
農林水産省茶業試験場枕崎支場
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和田 光正
農林水産省茶業試験場枕崎支場
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中田 典男
農林水産省茶業試験場
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中田 典男
農林水産省野菜・菜業試験場久留米支場
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家弓 実行
農林水産省野菜・菜業試験場久留米支場
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