馬トランスフェリン蛋白の分離精製および抗トランスフェリン抗体の作製
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
特殊な遺伝現象により発現されるトランスフェリン型の検出法に免疫学的方法が役立つか否かを検討するため,まず馬トランスフェリン蛋白の分離精製並びにトランスフェリン蛋白に対する特異的抗体の作製に関する実験を行った.その結果,次の如き成績が得られた. 1. DEAE-Sephadex A-50クロマトグラフィーにより,馬のトランスフェリン蛋白部分を5種類に分けることができた.また,ゲル〓過法により各トランスフェリン分屑をさらに精製することができた. 2. 4種類のトランスフェリン分屑を家兎免疫することにより,抗体力価32〜64倍の特異的抗体を作ることができた. 3. 各分屑に対する抗体には免疫電気泳動像上の差異は認められなかった.
- 社団法人 日本畜産学会の論文
著者
-
三浦 信義
競走馬理化学研究所分子遺伝
-
桑島 正夫
競走馬理化学研究所
-
横浜 道成
競走馬理化学研究所
-
茂木 一重
競走馬理化学研究所
-
細田 達雄
競走馬理化学研究所
-
井上 正春
競走馬理化学研究所
-
三浦 信義
競走馬理化学研究所
関連論文
- 15座位のマイクロサテライトを使用したサラブレッド種における親子鑑定システムの構築(公衆衛生学:)
- ウマのアメロゲニン遺伝子の単離と構造解析
- マイクロサテライトDNA多型の馬の親子鑑定への応用
- ウマのCA繰り返し配列の検索
- 042308 Doping効果に関する基礎的研究 : マウスの運動パフォーマンスに及ぼすPipradrolの影響(4.運動生理学,一般研究B)
- 273.Doping効果に関する基礎的研究 : クロルプロマジン並びにプロマジンのマウス自発運動に及ぼす影響について : その他 : 第40回日本体力医学会大会
- 研究情報 馬の遺伝子研究の現状と今後の課題
- 競走馬におけるDNA鑑定--競走馬の血統及び繁殖登録制度における個体識別および親子判定のためのDNA型の利用
- 043321 Doping効果に関する基礎的研究 : Methamphetamineがマウスの運動パフォーマンスに及ぼす影響について(4.運動生理学,一般研究)
- 043320 Doping効果に関する基礎的研究 : Methamphetamine並びにCaffeineのマウス自発運動に及ぼす影響について(4.運動生理学,一般研究)
- 日本在来馬種のHemoglobin型について
- 馬赤血球の遊離アミノ酸型の遺伝様式
- 馬赤血球中の遊離アミノ酸濃度の変異について
- 二次元電気泳動法による馬乳蛋白質の同定分布図および泌乳期間における経時的変化
- 馬赤血球のARGase型および遊離アミノ酸型のBAシステムとアルギニンおよびオルニチンの濃度との関係
- 馬赤血球のアルギナーゼ活性値の変異
- 二次元電気泳動法によるサラブレッド種の血漿蛋白質の同定マップについて
- 等電点電気泳動法により検出された新しい馬Tf型
- 等電点電気泳動法による馬hemoglobinの多型
- 御崎馬における子馬のハーレム群からの独立
- 御崎馬の馬群内の種雄馬と子馬の父子関係
- 日本•韓国在来馬の免疫学的特性に関する研究
- Silent gene検出による馬transferrin systemの親子判定における有効性について
- 馬の血清transferrin蛋白量と血清鉄値との関係
- 軽種馬におけるトランスフェリン量の加齢変動 : 鉄代謝および免疫グロブリン量との関連性について
- 二次元電気泳動法による軽種馬のα1-Protease inhibitor (Pi) 型の分類について
- 等電点電気泳動法による軽種馬のPi system
- 馬のtransferrin型およびesterase型の分類
- 馬赤血球の凍結保存に関する研究:凍害防止剤の検索並びに長期凍結保存
- 馬血清トランスフェワン蛋白量の変動 : 季節的,個体内,トランスフェリン型間および品種における変動について
- 馬における血清トランスフェリン蛋白量の年齢的変動
- 馬のTf蛋白量の一般集団における正常値の分布並びにTfのホモ型とsilent geneの関与するヘテロ型の蛋白量の差異について
- 馬のtransferrin systemにおけるsilent geneの存在について
- 馬トランスフェリン蛋白の分離精製および抗トランスフェリン抗体の作製
- 馬血液型のPf6およびU6因子の遺伝様式とそのシステムの推定
- 馬の個体識別および親子判定における血液型の有効性