アユ通称"ボケ病"予防技術開発試験
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概要
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アユ養殖における通称"ボケ病"(以下ボケ病)は病理組織学的に4つの病型に分けられる。本試験では、水産試験場内の試験池で発生した細菌性鰓病型ボケ病に分類される症例について調査した。発症時のエラをウェットマウント標本で観察したところ1区では発症後3日目まで、2区では発症後2日目まで細菌性鰓病原因菌と思われる長桿菌が観察された。病理組織標本においても同様に大量の長桿菌が観察された。結果から、本試験の症例は両区ともにボケ病の病型分類としては細菌性鰓病型ボケ病に分類されると考えられる。しかし水質測定の結果や塩水浴等の処置を行わずに症状が回復したことから、水質悪化も影響を与えた可能性もあるのではないかと考えられた。
- [栃木県水産試験場]の論文
- 2008-03-00
著者
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