飼育環境改善試験
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概要
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アユの通称ボケ病(以下、「ボケ病」と表記する。)発生予察並びに飼育環境の違いとボケ病発生の関係を明らかにするため、水温、pH、遊離炭酸濃度等飼育環境の継続的調査を実施した。また、従来、ボケ病の判断材料の一つとしていたエラのいわゆる血腫(出血斑、出血点、動脈瘤及び充血の総称。以下、「血腫」と表記する。)及び異型細胞の出現状況についても調査した。排水部におけるpH、DO、全炭酸の濃度変化はボケ病発生予察のための指標とはならないものと考えられた。一方、遊離炭酸濃度の変化がボケ病発生の予兆となる可能性が推察されたボケ病発生と育成初期の高水温の因果関係を検討する必要があるものと考えられた。また、ボケ病は大型魚で発症することが多いとされていたが、今回の結果もこれを裏付けている。
- [栃木県水産試験場]の論文
- 2007-03-00
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