環境中における魚類病原体の疫学的調査に係る基礎試験
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概要
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新しい魚病診断法として注目されているPCR法についていくつかの試験をとおして知見を集め,冷水病診断に応用することを目的とした。PCA法による冷水病菌の検出では,冷水病と推定診断した病魚から分離された菌からは全て特異DNAバンドが確認され,ほかの魚病原因菌からは確認されなかった。テンプレートの精製法では,いずれの方法で精製したテンプレートであっても特異DNAバンドは確認された。分離法との検出感度の比較では,寒天培地による分離法では,10E-1希釈の菌液までで菌の発育が確認されたのに対し,PCRでは10E-4希釈菌液まで特異DNAバンドが確認された。
- [栃木県水産試験場]の論文
- 1999-03-00
著者
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