在来水産資源調査研究
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概要
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県内に生息するカジカの資源の回復を図るには、カジカの再生産を促すことが不可欠である。今回は、大芦川で産卵期のカジカ親魚を対象に、その産卵場所の物理的環境条件を調査したので、その結果について報告する。栃木県鹿沼市草久鹿入橋地先の思川支流大芦川で調査を行った。産卵床の確認は、2月に5ヶ所、3月には14ヶ所で総計19ヶ所となった。その内、平瀬での確認は16ヶ所、早瀬での確認は3ヶ所であった。1産卵床当たりの卵数は、230~538粒(n=3)であり、平瀬では、そのほとんどの箇所で利用していることが確認された。一部が周囲の砂礫に埋まった浮き石あるいは半浮き石状態のものがほとんどであり、産卵床の水深は、15~50cmの範囲で、産卵床として利用していた石の径は、かなり幅が広く、産卵床の周りの流速は、11~93cm/sと範囲で、産卵床の周囲の河床材料は、土砂(細)から礫(小)までの範囲であり、大きめなサイズの石を利用するケースが多く、保育室を奥深く作る傾向が認められた。
- [栃木県水産試験場]の論文
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