低温領域におけるアスファルトの亀裂試験法
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概要
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本論文は熱応力によりアスファルトが低温で破壊する現象を再現する試験法を新たに提案し，9種のストレートアスファルトについてこの実験を行った結果について述べている。新しく提案した方法とは直径14cm，深さ1cmのステンレス製容器にアスファルトを（3mm厚さ）取り，これをいきなり低温の水槽内に浸し，アスファルトに亀裂が発生するかどうかを確認する。この方法によると薄膜加熱試験前後のアスファルトでも破壊温度のバラツキがフラース脆化点試験よりも少ないこと，またこの温度が軟化点や針入度指数とも密接な関係にあることが明らかになった。This paper describes a new method measuring fracture temperatures of asphalts due to thermal stress at low temperatures (Moriyoshi Breaking Point Test) and reports test results on 9 kinds of straight asphalts. The test method follows; Asphalt, 50g (3mm thickness), each, is put in each of the two vessels (14cm diameter, 1cm depth) made of stainless steel, and, are heated to about 130℃, stirred with a spatula, then cooled to 45℃. One of the two vessels is immersed in a low temperature bath for one minute, and, the surface of asphalt is checked for cracks caused by thermal stress. In case a crack is found, its temperature is lowered and the procedure is repeated until the other specimen fails. The variance of the two breaking point temperatures should be less than 3℃. In case the variance is found to be equal to or greater than 3℃, the procedure is repeated until the objective is attained. This test was conducted for various variables, type of vessel, temperature gradient, thickness of asphalt. It is concluded that results of this test closely relate with the results of mechanical tests (Penetration Test, Softening Point Test). Further, results seem to be highly precise and scattering is far less than that obtained with Fraass Breaking Point Test.
- 石油学会の論文
- 1987-07-01
著者
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