嚥下機能評価システムSFN/3Aにおける喉頭位置トラッキング法の改良

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概要

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典型的な嚥下リハビリテーション法のひとつにメンデルソン手技がある.しかし,この手技は,習得が難しいため,十分な訓練効果が得られにくいという基本的な問題がある.そこで我々は,この訓練を支援するために,嚥下機能評価システムSFN/3Aを開発してきた.本システムは,前頸部正中矢状面内の皮膚面形状を測定し,その形状をリアルタイム表示できる.さらに,喉頭位置をトラッキングすることにより,被験者に喉頭運動を視覚フィードバックできる.しかし,喉頭の突出が少ない人ではトラッキングが困難になることがあった.そこで,本研究では,トラッキング確度を向上するために,従来のトラッキングソフトウェアを改良し,その改善効果を少量の水の嚥下を用いた実験で評価した.その結果,喉頭挙上量,喉頭挙上速度の計測値に影響することなく,トラッキング確度を2倍まで改善することができた.
一般社団法人電子情報通信学会の論文
2013-06-14

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