日本人学習者の中国語二声と三声の知覚トレーニングに関する研究(一般セッション,音声・言語・対話,一般)

概要

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日本人学習者にとって中国語における声調の学習はかなり困難である。四つの声調の中で、第二声と第三声が最も扱いにくい、声調の区別ができるような知覚トレーニング法を開発するために、日本人学習者にとって発話時の声調発声はどれくらい困難なのか、日本人による声調の知覚パターンは中国人話者に比べてどのような違いがあるのか、区別が難しい二つの声調を識別するために最も影響があるのはどの音響特性なのか、どのような知覚トレーニング法が有効なのかといったjs問題設定に基づいて研究を行った。まず、はじめに日本人学習者が発話した二音節語の声調を分析した。次に、日本人と中国人による二つの声調の知覚パターンを調べた。最後に、7日間にわたる知覚トレーニングとして、最初の二日間に適応トレーニングを実施し、残りの5日間で高変動知覚トレーニングを行った。実験の結果、日本人と中国人のそれぞれの声調の生成と知覚パターンにっいて明らかになり、今回試みたトレーニング法が日本人学習者における声調を区別する能力の改善に有効であることを示した。
2013-01-23