水平走査型ホログラフィーへの誤差拡散法の適用(3次元映像及びホログラフィ)
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概要
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われわれは,以前の研究で,画像サイズと視域角の両方を拡大できる水平走査型ホログラフィーを提案した.水平走査型ホログラフィーは複数の要素ホログラムをMEMS型の高速な空間光変調器(SLM)で表示し,空間走査系で走査することにより,小さいピクセルピッチと高解像度化を実現している.SLMは動作が高速になると表示階調数が低下する傾向があるため,水平走査型ホログラフィーは表示するホログラムを2値化する必要がある.そのため,再生像の画質が劣化してしまう.以前の研究で,複数の閾値とレーザー光源の強度変調を用いた,再生像の階調表現性の向上法を提案した.本研究では,一つの閾値でホログラムパターンを決定できる,シンプルな計算方法である誤差拡散法を用いて再生像の階調表現性を向上した.
- 2013-08-30
著者
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