超多眼立体表示による調節範囲の拡大(立体映像技術一般)
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概要
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従来の立体表示方式では調節と輻輳の刺激が一致しておらず,この矛盾が立体映像による疲労や不快感の原因であると指摘されている.調節と輻輳の矛盾を解消する手段として超多眼表示がある.本研究では超多眼表示された立体像に対する調節・輻輳応答の同時計測を行うことで,調節・輻輳矛盾が超多眼表示によって解消されるかどうかを評価した.その結果,超多眼表示では従来の二眼式立体表示と比べて調節の可動範囲が拡大し,結果的に調節・矛盾が軽減されることが明らかになった.
- 2013-06-03
著者
-
水科 晴樹
東京工業大学大学院総合理工学研究科物理情報システム専攻
-
水科 晴樹
株式会社国際電気通信基礎技術研究所メディア情報科学研究所
-
高木 康博
東京農工大大学院工学研究院
-
中村 淳也
東京農工大学大学院工学研究院
-
安藤 広志
情報通信研究機構ユニバーサルコミュニケーション研究所
-
水科 晴樹
株式会社国際電気通信基礎技術研究所知能ロボティクス研究所
-
水科 晴樹
情報通信研究機構ユニバーサルコミュニケーション研究所
-
安藤 広志
情報通信研究機構 ユニバーサルコミュニケーション研究所
-
水科 晴樹
情報通信研究機構 ユニバーサルコミュニケーション研究所
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