立体映像の解像度認知に関する主観評価実験(「実・仮想空間の知覚・認知」及びヒューマン情報処理一般)
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概要
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仮想空間の表現方法として立体映像は不可欠なものと考えられるが,実際に観察者により知覚される立体映像にまで踏み込んだ評価はいままであまり言及されてこなかった.本研究では,高密度指向性表示による裸眼立体映像と,通常のディスプレイに表示した2次元映像を,解像度の観点から比較した主観評価実験を行った.その結果,立体映像により観察者に知覚される立体映像の解像度は,各指向性画像の持つ解像度に比べて高く感じられる傾向があり,立体映像のほうが2次元画像に比べて解像度を低下させたときの観察者の感じる画質劣化も低く抑えられることが分かった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2008-07-30
著者
-
高木 康博
東京農工大学大学院共生科学技術研究院
-
壷井 雅史
株式会社NTTドコモ先進技術研究所
-
堀越 力
株式会社NTTドコモ先進技術研究所
-
堀越 力
株式会社nttドコモ
-
堀越 力
株式会社nttdata技術開発本部
-
木村 真治
株式会社NTTドコモ
-
高木 康博
東京農工大大学院工学研究院
-
壷井 雅史
株式会社nttドコモ
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