イネユビキチン様タンパク質RURM1の標的タンパク質修飾機能の解析
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概要
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イネユビキチン様タンパク質をコードするRurm1(Rice ubiquitin-related modifier-1)が機能喪失したイネ突然変異系統IM294は,細粒化,出穂遅延,稔性低下,発芽率低下などの種々の生育異常を示す.RURM1は,他のユビキチン様タンパク質と同様に,標的タンパク質を修飾することでこれらの形質に関与していると考えられるが,RURM1の標的タンパク質修飾機能は未だ十分に解明されていない.本研究では,Rurm1を高発現する組換えイネを作出し,RURM1の標的タンパク質の検出を試みた.253個の日本晴の種子由来カルスを用いて形質転換を行ったところ,Rurm1を高発現する組換えイネ植物体10個体が得られた.これらの植物体から抽出した粗タンパク質を用いてRURM1のウェスタンブロット解析を行ったところ,110,52,39,および24kDaのバンドが検出された.このことから,イネにおいてもRURM1は標的タンパク質修飾機能を有することが示唆された.
著者
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奥本 裕
京都大学大学院農学研究科
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奥本 裕
日本たばこ機械製作所
-
谷坂 隆俊
京都大学農学部
-
中崎 鉄也
京大院農
-
谷坂 隆俊
京都大学大学院農学研究科
-
中崎 鉄也
京都大学大学院農学研究科
-
奥本 裕
京大 農
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寺石 政義
京都大学大学院農学研究科
-
築山 拓司
京都大学大学院農学研究科
-
Tanisaka Takatoshi
Laboratory Of Plant Breeding Graduate School Of Agriculture Kyoto University
-
中田 有美
京都大学大学院農学研究科
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