実世界を直截に記述可能なOOJ記述環境の開発とその利用効果
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概要
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本論文では従来から数値計算で用いられている離散化の方法を拡張した離散構造化モデルを構築し,分析からプログラム開発までを一貫して行うための記述言語系 OOJ を開発した.OOJ はプログラムの信頼性を向上させるために分析,設計,実装,およびプログラムの 4 つの段階で構成する必要があった.それ故に OOJ を具体的に利用するためには特異な OOJ 記述環境が必要である.そのために特殊な OOJ エディタとトランスレータを開発した.OOJ 記述環境の特徴は離散単位をイメージさせる GUI と科学技術計算分野で広く用いられているエディタの特徴を組み合わせた点にある.これを用いてプログラムの信頼性を検証するための一貫した追跡性を持つ記述環境の実現を目標とした.その利用効果を評価するためにプログラム開発教育に適用した.その結果 OOJ 記述環境は 4 つのプログラム開発の段階を良好に支援して特長あるプログラム開発方式を実現すると共に,OOJ が目標としている分析からプログラムまでの離散単位毎の一貫した追跡性や記述間におけるある種の相似性を検証するために良好な記述環境を提供することを結論できた.またこの記述環境を利用した教育は良好な成果を生むことも結論された.
- 2013-02-20
著者
-
上田 賀一
茨城大学
-
上田 賀一
茨城大学大学院理工学研究科
-
上田 賀一
茨城大学工学部情報工学科
-
上田 賀一
茨城大
-
三塚 恵嗣
茨城大学大学院理工学研究科
-
池田 陽祐
茨城大学大学院理工学研究科
-
畠山 正行
現在,茨城大学工学部情報工学科
-
池田 陽祐
現在,茨城大学大学院理工学研究科情報・システム科学専攻
-
三塚 恵嗣
現在,株式会社日立システムズ
-
上田 賀一
現在,茨城大学工学部情報工学科
-
三塚 恵嗣
株式会社日立システムズ
-
畠山 正行
現在,茨城大学工学部
-
畠山 正行
茨城大学工学部
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