実行可能なモデル記述のための上位表現系の開発

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
ソフトウェア開発規模の拡大とともに、それに携わる人の数も多くなり、各人の認識の差違から生じる概念の相違が問題となってくる。この問題を軽減する方法として、共同のモデルを介して情報交換を行うことが挙げられる。これにより、互いの理解をより確実なものにし、情報の欠落を防ぐことができる。一方、開発過程において、対象となるシステムの様々な側面を表現するために、状態遷移図やデータフロー図などが多く用いられている。本研究では、第1にこれらのグラフを統一的に扱うこと、第2に様々なグラフを自由に作り出すこと、第3にこれらにオブジェクと指向とMVCモデルの概念を取り入れ、対象システムのモデルを実行可能とすることで、プロトタイピングが用意にできることを考える。本研究は、以前から継続して行われているが、今回は特に、第3に挙げたオブジェクト指向とMVCモデルによる実行可能なモデルについての考察・検討に重点をおく。
一般社団法人情報処理学会の論文
1993-03-01

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク