個人に関わる情報の取得と運用方法の提案 : 家計簿システムによる購買情報の自動取得と運用方法について(社会情報システム,<特集>ライフログ処理技術とその活用システム論文)
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概要
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高度情報通信社会の進展に伴い,購買情報や行動履歴などの個人に関わる情報は,日々膨大に生み出され,社会の様々な場所に分散して記録されている.これらの情報は,マーケティング等に用いられるなど,企業にとって大きな興味の対象となる一方で,情報を生み出している個人がこれらの情報を把握し,一元的に管理することは困難であり,また,企業に対して自分の思いどおりに自分の情報を利用させて対価を得るといった運用手段もない.本論文では,これらの課題を解決するために,より重要性を増してきた個人に関わる情報を日々生成する個人が,自身の情報を自分自身で利用し,そして,その情報を利用したい第三者に適切な対価と引き換えに利用させることを実現するためのフレームワークを提案する.そして,個人に関わる情報の中でも,運用になじみやすい購買情報に着目し,これらの課題に対する解決案を提示し,その実現性を検証する.
- 2012-04-01
著者
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小木 哲朗
慶應義塾大学
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小木 哲朗
慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科
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成田 雅彦
産業技術大学院大学
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成田 雅彦
富士通(株)
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中川 優里
産業技術大学院大学
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其田 雅徳
産業技術大学院大学
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泉井 透
産業技術大学院大学
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荒井 健太郎
産業技術大学院大学
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伊勢川 暁
産業技術大学院大学
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中川 優里
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科
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