双方向アナログスイッチによるスイッチトキャパシタ回路の実験
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概要
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スイッチトキャパシタ回路は、スイッチとコンデンサによって擬似的に抵抗器をつくりだす方法である。この機能はコンデンサの電荷をバケツリレーのように移動させることで得ることができる。この考え方は1968年頃に提案されていたが、最近のMOS集積回路技術の発達により急激に実用化されるようになった。スイッチトキャパシタの実験を直流電圧の分圧の考え方で行う本実験では、分圧された電圧を直流電圧計で測定でき、この結果からスイッチトキャパシタの抵抗値を確認するものである。本実験におけるスイッチを制御するクロック周波数は1kから4MHzの範囲において、理論値と実験値が極めてよく一致した。実験で使用する測定器は電源と直流電圧計、ファンクションジェネレータだけでよい。実験ははんだづけをしないで電子回路を構成する実験ボード上の回路でも、精度のよい実験結果が得られた。
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