ランプ波電源の試作とその活用
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概要
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平成21 年度の総合制作実習(卒業研究)では、テーマのひとつである「同期整流によるMPPT用DC/DC コンバータの設計製作」において過電圧保護回路の見直しを図った。このような要素の実験は電源と電圧計を用いて、入力電圧を上昇させながら、その都度入出力の電圧計を読み、記録してグラフに描く方法が一般的である。このような場合、ランプ波(のこぎり波)出力の電源があればオシロスコープで容易に調整や測定ができる。ランプ波電源は、過電圧保護回路の実験を目標に20Vp-p の電圧出力と1Ap-p の電流容量をもつ仕様で試作した。ランプ波電源の出力段には可変型の三端子レギュレータを用いた。可変型の三端子レギュレータは、アジャストメント端子からの調整信号と出力端子の追従性がよく20kHz 以上にも達する。このことから、ランプ波電源はアジャストメント端子からの調整信号としてランプ波信号を与え、出力端子からは1Ap-p を超える電流容量をもつランプ波を得ることができる。ここでは、ランプ波電源の考え方とその活用例を報告する。
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