ホール素子電流センサを用いた定電圧負荷の試作
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
定電圧負荷装置は、蓄電池の充電において過充電を防止することに用いるが、それ以外の用途が思い当たらないほど存在感が薄い。太陽電池などから効率よく電力を回収するためには最大電力点を追従し、そこに動作点をもっていかなければならない。このために用いる装置は一般的にMaximum Power Point Tracker(MPPT)と呼ばれている。このMPPTで用いられている電力変換装置が入力制御型DC/DCコンバータである。入力制御型DC/DCコンバータは一般的に出力からの帰還がない。このため出力電圧は負荷に依存する。定電圧負荷は定電圧性を示すが、蓄電池のように満充電という概念がない。このため、MPPTのような実験では定電圧負荷装置を欠かすことができない。ここでは、蓄電池を意識した電圧による定電圧負荷装置を試作した。この負荷装置にはホール素子電流センサを用いて、負荷の電力損失も表示でき、MPPTの実験などで活用できる状況となった。
著者
関連論文
- 白熱電球を用いた温度制御実験教材の製作
- ランプ波電源の試作とその活用
- ホール素子電流センサによる直流通過型電力計の試作
- カレントトランスを用いた同期整流DC-DCコンバータの実験
- 農地防犯用ポールの製作
- ホール素子電流センサを用いた定電圧負荷の試作
- 単電源駆動ホール素子電流センサ回路の実験
- 2点電力比較山登り法による昇圧および降圧型MPPTの開発
- モータ電流監視によるロボットハンドの開閉制御
- ダイオードの逆回復波形測定実験
- 電子負荷法による太陽電池I-VおよびI-P特性の直視
- 高効率を追求したワイド入力ステップダウンコンバータ
- アップダウンカウンタによる三角波を入力としたサインコンバータの実践
- 磁気共鳴による非接触給電の予備的実験
- 定電圧入力制御方式MPPTの実験
- VCOとスイッチトキャパシタフィルタを用いた方形波合成成分再生教材の試作
- 双方向アナログスイッチによるスイッチトキャパシタ回路の実験
- 温度センサによる3端子レギュレータ温度特性補正モジュールの実験
- 74HCシリーズCMOS PLL ICによるVCOと位相同期周波数の検証
- 導電ペーストによる直接描画プリント基板を用いた電子回路の組立て