単電源駆動ホール素子電流センサ回路の実験
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概要
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ホール素子を用いた電流センサは電流測定経路の抵抗が極めて小さい(1mΩ以下)が、正負の電源を供給しなければならなかった。しかし、最近、単電源の供給で駆動できるものが流通している。単電源で駆動できる電流センサの特徴を活用するためには、単電源で動作するセンサ回路が欠かせない。 単電源で使用することができるOPアンプも、単電源駆動のできる各種センサを意識してオフセット電圧や温度ドリフトの小さいものも加わり、教材での活用も可能な環境となってきた。しかし、これらのOPアンプはそれぞれに特徴があり、その特徴を知り最適な選択を要求される場面もある。ここでは単電源で使用することができる汎用品といわれるOPアンプから高精度OPアンプ、1パッケージに測定回路が組み込まれている計装増幅器まで含めてセンサ回路の実験を行った。この結果、汎用品でも回路構成を工夫することで高精度といわれるOPアンプと同等の入出力特性を得ることとができた。しかし、温度特性については実験できる環動こないため行っていない。また、コストを考えると計装増幅器の使用が必ずしも不利な状況にあると限らない。いずれにしても単電源で使用するセンサ回路は、複数のデバイスで実験検証することを欠くことができない。 ここでは単電源駆動ホール素子電流センサを用いたセンサ回路の実験結果を報告する。
著者
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