地域ケアにおけるteamwork促進要因に関連する研究 : interdisciplinary teamの形成を目指して

概要

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本研究は、interdisciplinary teamへの発展を目指したteamworkの促進要因を明らかにすることを目的とした。本研究では、interdisciplinary teamをケアの情報、アセスメントを共有し、チーム全体で目標、ケア計画を作成し、協働する多職種チームと定義し、グループインタビュー法をもちいて分析を行なった。地域ケアに携わる保健福祉専門職39名(5グループ)を対象に、これまでの連携(teamwork)経験における困難点、困難点に対する対処方法、連携(teamwork)技術の向上に関する教育のあり方についてたずねた。その結果、teamwork促進要因は3領域に分かれ、1)個の領域では、「対象者の最大利益の尊重」理念の共有、チーム運営(適切なコーディネーション、チーム内の役割を果たすなど)の要因が含まれ、2)環境の領域では、所属機関内の協力体制、情報管理、効率管理、機関間の協働体制など、3)社会システム領域では、教育と社会保障制度に分類された。
日本保健福祉学会の論文
2002-04-30